豪雨被災地「アレルギー患者」が直面する危機

命にも関わることだが後回しにされている

施設全体が2メートル近く水に浸かった広島県三原市の「本郷ひまわり保育所」(筆者撮影)

泥まみれの積み木。水浸しの床に倒れたピアノ。七夕飾りにも茶色い砂がこびりつき、カサカサになって垂れ下がっていた。短冊には「大きくなりますように」「元気にすごせますように」などの願いごとが読み取れる。

泥がこびりついた七夕飾り(筆者撮影)

西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の発生から1週間以上が経った7月15日、広島県三原市の「本郷ひまわり保育所」。許可を得て屋内に足を踏み入れると、子どもたちの願いが切なく感じるほどの無残な光景が広がっていた。

三原市では計8人が死亡

三原市では南東に向かって流れる沼田川が3カ所で溢水したのをはじめ、支流の河川9カ所で破堤。住宅の1階部分を丸ごと沈めた洪水や土砂崩れで計8人が亡くなった。

園庭に運び出された電子ピアノ(筆者撮影)
次ページ1階の天井近くまで浸水
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 就職四季報プラスワン
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 会社を変える人材開発の極意
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
実家の片づけ<br>激変する相続<br>死後の手続き

モノであふれる実家の整理や親の死後対応は子世代が抱える悩みだ。7月には約40年ぶりに大改正された相続法が本格施行され、知らないと損することも出てくる。10連休こそ「親の3大問題」解決のチャンス! 完全保存版の最新手引。