硬式野球を子供がやるならどの団体が良いか

ヤングリーグとポニーリーグの動向・後編

【ポニーリーグ(日本ポニーベースボール協会 本部:東京都)】
・創設:1975年
・チーム数:280、部員数:3000人
・主なプロ野球選手:高橋由伸(巨人監督)、清水隆行(元巨人、西武、U-15監督)、栗山英樹(日本ハム監督、元ヤクルト)、川島亮(元ヤクルト)、石井一久(元ヤクルト、西武、MLB)、大嶺祐太(千葉ロッテ)、今井達也(西武)、荒木郁也(阪神)、梅野隆太郎(阪神)、若松駿太(中日)

ポニーリーグは他の3つの公式少年野球リーグとは大きく性格を異にしている。事務総長の那須勇元氏は語る。

「他の団体は日本で生まれて日本で活動していますが、ポニーだけは世界的な組織につながっています。うちは“野球は試合に出て覚えよう”が理念です。そのためにポニーの大会はすべてリーグ戦です。原則として補欠はいません。12人いれば1チームを作ります。投手は3人程度です。一つの団体から何チームも出すことができます。

子どもの年代は、体格差が大きいものです。体が小さい子は大きくなるまで試合に出るのを待っていなければならないのか?そうではないと思います。子ども達はいつ成長するかわからない、どんな子にも平等にチャンスを与えるのが大事です。

そして日本のポニーリーグは”高校野球でしっかりと輝いてもらえるように選手を育てよう”という目標を立てています。

また『リエントリー』と言うルールもあります。先発で出た選手に限り、投手を除き、一度ベンチに退いても再度出場できます。たとえばエラーをしてベンチに引っ込んだ子どもは心に傷を負うかもしれません、そういうときにリエントリーですぐにチャンスを与えるんです。

リエントリー制度がないと、12人のチームでも9人で野球をするチームも出てきます。そうならないためにもこの制度が必要です」

ポニーリーグは選手数やチーム数も拡大中

他の3団体が横ばいなのに対し、ポニーは急速にチーム数、選手数が増えている。選手数は2010年には1407人だったが、2017年は3000人と倍増した。

「もともと日本での創設者である伊藤慎介初代理事長の方針が、”チーム数を増やすな”でした。でも初代理事長が逝去されてから、経済的な問題もあって拡大路線をとっています。関東地方が中心でしたが、今は、北海道、関東、関西、九州、沖縄と5つの連盟で構成しています」

他の3団体と同様、1日7イニング 2日合計10イニングまでの投球制限を設けている。

「今年に入ってアメリカ本部から『投球数制限をせよ』という通達がありました。本年度は間に合わないので、来年以降は投球数でも制限します。ポニーはリーグ戦が基本なので一人に無理させない仕組みになっていますから。うちは” 怪我させない”” 無理させない”” 一人に頼らない”という考え方です」

次ページ他の団体にはない特徴
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショック、企業の針路
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナショックの大波紋
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
広告大乱戦<br>デジタル化で進む“下克上”

「ついに」か「ようやく」か。ネット広告費が初めてテレビ広告費を超えました。デジタル化の大波の中で、広告業界は“異種格闘技戦”の時代に。グーグルと組んで購買につながる広告商品を生み出したマツモトキヨシなど、激変期の最先端事例を紹介します。