2018年下半期も自動運転の開発をめぐる話題が活発だ。正式名称を「自律自動運転」とするこの世界では、自動車メーカーや部品メーカーだけでなく、産官学でタッグを組み基幹産業として成長させるべく事業化に向けた取り組みが各国各地で繰り広げられている。
商用車の分野でも開発が急ピッチで進む
ただ、ここにきて潮目が少し変わってきた。正確には大きな変化が訪れたわけではなく、新しい自動運転技術の活用という意味で新たな方向性が見いだされたとでもいうべきか。
これまで自動運転技術の核となっていたのは、すでに高い普及率を誇る乗用車だった。SAE(Society of Automotive Engineers Inc/アメリカ自動車技術会)によって示された自動化レベル0~5の6段階の定義は現時点、世界における自動運転の技術開発においてひとつの基準となっていて、日本もこれを採択している。
したがって、各自動車メーカーやサプライヤー企業などは、その枠組みを考慮しながら独自のアイデアを織り込みつつ、自動運転社会の実現に向けた技術開発を行ってきた。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら