さて、英会話の下地づくりに適したカラン・メソッドは、初心者から中級レベルの学習者に最も適している。私たちの実証実験に参加した大学生や、一般のカラン・メソッド受講者に対して行ったインタビューから、効果の一端と学習のヒントを紹介してみよう(以下の初心者レベル、中級レベルの該当例は、便宜上の大雑把なプロフィールであり、厳密な指標ではない)。
初心者レベルの人が効果を上げるには
・英語はまったく聞けない、話せない
・学校で習った以外、英語とはずっと無縁
・相手がゆっくり話してくれて、助け舟があれば少し話せる
○カラン・メソッドの効果
カランの初めてのレッスンは、文字通り緊張の連続。次々と飛んでくる英語の質問にあおられて、手にも額にもあぶら汗。ひとことも自力で答えられないかもしれない。
促されるまま講師の言葉をなぞって発話するだけで精一杯、茫然自失のなかであっけなくレッスンが終わってしまうだろう。英語を話すことが恥ずかしい、間違ってはいけないなどと思うゆとりさえない。
だが続けているうちに、早い人なら数回のレッスンで速度のある英語に耳が馴れ、聞き取れる単語が増えてくる。外国人、あるいは英語のやり取りをすることに対して、恐怖を感じたり、狼狽したり、身構えたりすることが減り、英語を口にすることが楽しくなる。
レッスンで学習した内容は必ず復習をする。センテンスが頭に入ったら、自分で単語を入れ替える練習をしよう。必ず声に出して練習すること。センテンスと単語が、どちらも「話す英語」として定着し、早い段階で短いやり取りができるようになる人も多い。
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