AIが人間を監視する社会は目前に迫っている カメラ×行動解析で「人の目的」を予測する
あらゆるデータから万引きを見つけ出すというAI。実際のデモ動画があるので、その実力をご覧ください。動画はこちら
「画面には、ターゲットを解析したデータなどがリアルタイムで表示されます。商品を手に取っているだけでは万引き犯である確率は低いのですが、キョロキョロしたり、万引きをおこなった際に万引き犯として検知しています。これが実際の店舗の場合、万引き犯である確率が高くなった時点で店員にアラートが飛び、万引きを防止できるという仕組みです」(田中氏)
AI監視カメラは破格の導入コスト
―― ここまでお話を聞いただけでも、監視カメラから得られるデータは防犯だけでなく、マーケティング領域で活用したら“ヤバイ”ですよね。その導入コストも相当高いのではないでしょうか?
月額4~5万円という、なんとも破格の料金設定。料金だけではなく、その導入効果も相当期待できます。
年間10.4万時間の削減……。予想以上の効果。こちらの導入効果は実証実験の経過から見込んでいる数字です。
「万引きに気づくのはだいたい事後で、従業員が何時間もの労力をかけて録画した映像を見返すだけでも、相当なコストです。そこに割いていた時間がなくなるとすると、これくらいは削減できてしまうんですね」(田中氏)
従来では考えられないほど効率的に万引きを防ぎ、相当なコストカットを実現するVAAK。
さらにいうと、活用の幅は防犯に限りません。人の行動を予測して、さらにその目的まで予測することで、リアルタイムで最適な商品レコメンドや高い精度のプッシュ通知などが可能になります。
「AI × データ解析で、だれが、なにを、なぜ、どうしたかという、購入後はもちろん、購入前のデータも取れるので、そこに対して施策を打てます。どのような属性の人がどのような色形の商品に手をのばすのか、商品を手に取ったが棚に戻したなど、これまで取れなかったデータが取れるようになるのは強いですね」(田中氏)