「食の危機」、作り手と消費者を結ぶ男の思い 政治家から事業家へ転身した背景にあるもの

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キーワードを基に様々なジャンルのフロントランナーからビジネスのヒントを聞く「飛躍のアルゴリズム」。今回は、スマホ1つで旬の食べ物を食卓へ届けるポケットマルシェ代表取締役・高橋博之氏。政治家から事業家へ転身した背景にある思いを聞いた。

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高橋博之氏は、1974年生まれの43歳。岩手・花巻市に生まれ、2006年に岩手県議会議員の補欠選挙に立候補し、初当選。2011年、震災後に議員を辞職し、事業家へ転身。2013年、特定非営利活動法人「東北開墾」を立ち上げ、史上初の食べ物つき情報誌『東北食べる通信』を創刊。そして、2015年に株式会社ポケットマルシェを立ち上げ、代表取締役に就任している。

記者志望が政治の世界へ

――1つ目のキーワードは「記者志望の私が飛び込んだのは政治の世界。しかし、震災を経て事業家への道へ転身」。高橋さんはそもそも記者志望だったんですか?

はい。とにかく記者になりたくて、3年くらいで100社以上受けて全滅しましたね。どこも拾ってくれなかった。

たぶん、伝えることが好きだったんですね。「声に出しているけど小さくて届かないこと」、あるいは「すごい人がいたこと」とかを人に伝えたくなるというか。

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