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50歳を過ぎたら人の長話を聞いてはいけない 価値のない話を黙って聞くのは時間のムダ

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問
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だから、じっくり話を聞いていても、なにを言いたいのかがわからない。日ごろ、まともな話をしていないからだ。

加えて老人や年寄り、先輩は、若者のこういう実態を知らないから、話すより聞くことが大事と思い込み、黙り込み、話す力のない若者の話に辛抱強く耳を傾けている。要点をつかまなくても聞いてもらえるとなれば、若者の「話す力」は、ますます衰えていく一方だ。

加えて若い者も、自分の「話す力」不足を棚に上げて、年長者、年寄り、老人が自分の話の返事に、「どうも、しっくりしないなあ。ピントがはずれているんじゃないか」「あの人たちの考えは古い」「あいまいな返事で煙に巻こうとしている」と、心のなかで軽蔑している。

遮ってでも自分の話を滔々とするべし

もうこうなれば、悟り顔で「聞くことが大事」「耳は二つ、口は一つ」などと言っている場合ではない。むしろ、率先して、人生のベテラン勢、アナログ勢が話しまくり、しゃべりまくり、「話とはこういうものなのだ」「話し方は、このようにすべきだ」と、「話し方」のサンプルを見せなければならないのではないか。

若者たちのとりとめのない話を遮ってでも、自分の話をとうとうと話すべし。それが若者に「話し方」の範を示すことになり、それが年長者の果たすべき役割だと心得ておきたい。

値打ちのある話を相手がするときには黙って聞くほうがいいが、話し方を知らない、相撲のとり方を知らない相手の話は聞いていても無駄。そう見極めたら、相手の話を聞く必要はない。時間の無駄である。

50歳を過ぎたら、おしゃべりになれ。

60歳を過ぎたら、まとまりのない話をする若者の話を聞くな。

70歳を過ぎたら、相手の話を遮ってでもしゃべるべきだ。

どうせ耳も遠くなることだし、およそ年寄りが聞き役に回って、ニコニコしている必要はないということである。

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