「子持ち同性愛カップル」家事分担のリアル

男女カップルより平等に分担されているのか

結婚4年目のジャレド・ハントとドリアン・ケンダルと、彼らの2歳になる息子ジャクソン。子どもを迎えた時点で、ハントは仕事を辞め、家に入った(写真:Jason Henry/The New York Times)

どちらが晩ご飯を作り、芝を刈り、子どものスケジュールを管理し、ごみ出しをするかなど、男女のカップルが家事を分担するときは、性別によって決められることが多い。

一方で同性愛のカップルの場合はより平等に家事が分担されると、これまでの調査で繰り返し示されてきた。

同性愛カップルも子を持つと家事を分担

しかし、最近の調査でそれとは反対の結果が明らかになった。同性愛者を対象に行った大規模でより代表的なサンプルを集めた新研究によると、ゲイやレズビアンのカップルが子どもを持つと、異性愛のカップルと同じように家事を分担する傾向があることがわかった。

異性愛のカップルのほうがより平等的だが、たいていは一方がより収入が高く、もう一方が家事や育児を多く行っている。

このことが示しているのは、こうした役割分担が単に性別によるものではなく、いまだに仕事と社会の大部分が、働き手が一人の世帯を前提としているということだ。

「子どもを持つとカップルは家事の分担を迫られ、それは同性愛のカップルも同じだ」と、サンフランシスコにあるカリフォルニア臨床心理大学院のロバート・ジェイ・グリーン名誉教授は言う。「社会的な環境があらゆるレベルで人々を慣習的な役割に収まらせている」。

社会的環境には、たとえば24時間対応を期待する雇用主、有給の育児休暇制度や公立幼稚園の欠如などが含まれる。片方の親が主要な役割を担うと考える小児科医や教師、祖父母の存在もそうだ。

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