「子持ち同性愛カップル」家事分担のリアル 男女カップルより平等に分担されているのか

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プルイスとジャック・ストナム(34)は、以前は2人とも男性と結婚していて、その時に授かった子ども合わせて5人と共に2年前に結婚した。ストナムはワイオミング州空軍の大尉としてフルタイムで勤務している。

2人は、前の結婚で専業主婦だったプルイスが、専業主婦を続けることを決めた。前の結婚でもプルイスは夫と家事を分担していたが、今の妻とのほうが公平に感じていると話す。

家事分担が平等ではなくても「満足」

「以前はその役割を、私がやるのが当然のように感じていた。現代のカルチャーにおいてはもっと平等であるべきなのに。でも実際は違うから、私たちは男性に対して怒りを覚える」とプルイスは言う。「今は、自分の意識的な選択のように思っている」。

ストナムも言う。「誰が何をすべきかについて、会話が増え、思いめぐらすことが減った。彼女が仕事に集中させてくれ、共働きだったら不可欠な仕事と家事の両立もしなくていいので、自分はとても恵まれていると日々感じている」。

スウェーデンの調査では、女性同士のカップルで出産をした女性は、異性愛の女性と同じように減給を経験している。しかし、5年後には収入は以前の水準に戻っていた。同性愛の女性の場合は収入が戻ることはなかった。

家事の分担については、幸福度と結婚の満足度は家事の分担が半々かどうかではなく、それぞれが望む形に近いかどうかによることが複数の研究で明らかになっている。

研究によれば、同性愛のカップルは家事を平等に分けていなくても、その分け方が公平だと感じる傾向が高い。平等に分けていない場合に最も満足度が低いのは? そう、男性と結婚した女性たちだ。

(執筆:Claire Cain Miller、翻訳:中丸碧)
©2018 The New York Times News Services

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