中国エリートに聞く、中国経済崩壊論の真偽

中国経済は本当に危機なのか?

 

発展著しい上海の町並み(写真:東洋経済/アフロ)

さて、私の上海滞在も残すところあとわずかなのだが、私が“「中国経済崩壊論」は、やはりウソ!”を書いた直後に、日経新聞で上海の中国一のビジネススクール、中欧国際工商学院(China Europe International Business School 〈CEIBS〉)の許教授が中国経済の危機について書いていた、と日本にいたわが母・パンプキンから連絡が入った。

パンプキンが、「どうやらあんたの分が悪そう。いい加減なコラムを書いて恥をさらさぬよう、早急に引退せよ」と、またしても引退勧告を突き付けてきたのである。また「上海は中国のショーケースで、そこだけをみて中国経済を語るな!」などと、言われてみればもっともなご指摘をたくさんいただいた。

これは言い訳がましい言い訳なのだが、わたしは中国の過剰投資とバブルの存在に関しては明確に述べており、政府の腐敗など問題点も多いことに(腐敗していない政府がアジアのどこにあるか不明だが)完全同意している。

しかし私は、経済学者の指摘は当たったためしがなく、正確に言えば50%の確率で当たり、50%の確率で外れるのを知っているので、経済学者やメディアの情報をそのまま鵜呑みにできない。そこで暇人説が急浮上しているこのグローバルエリートが真意を確かめようと、はるばる中欧国際工商学院まで突撃取材してきたので、そのときの模様をご紹介しよう。

なお以下のインタビューは残念ながら許教授ではなく、キャンパスのカフェテリアでたまたま水餃子を食べていたCEIBSの賢そうな顔をした生徒の王さん(仮名)である。王さんは米系投資銀行と欧州系投資銀行に勤務経験のある、クレジットマーケットに詳しいハンサムな中国人エリートで、この突然の訪問者に水餃子をおごってくれるという、たいへん人徳の高い方だ。

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