「ワカメとネギの味噌汁」が実はNGであるワケ 知ると役に立つ「食べ合わせ」の知識

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食べ合わせについて検証!(写真:taa/PIXTA)
巷にあふれ返った“健康常識”はウソ? ホント? 古くから諸説ある「食べ合わせ」について、実際に身体にいいもの、わるいものはどのコンビなのか、徹底検証します。

味噌汁の具の組み合わせ

わかめ×ねぎ

味噌汁の具として昔から黄金コンビ。でも、栄養面を考えると、意外なことにNGな組み合わせだとか。

わかめに含まれるカルシウムの吸収を、ねぎが持つ硫化アリルという成分が妨げてしまうのだ。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

わかめのカルシウムをしっかり吸収するには、タンパク質が豊富な豆腐がベスト。具の組み合わせを変えるだけで、栄養の吸収率はグンとアップする。

医学ジャーナリストの植田美津恵先生は、

「太陽の光を浴びて、紫外線によって合成されるビタミンDがなければ、カルシウムは体内に吸収されません。ただ食べるだけではダメなので、注意しましょう」

豆腐の味噌汁を食べたあとは、外に繰り出すことを日課にしよう!

ほうれん草×ベーコン

ほうれん草には鉄分や葉酸、ビタミンなどの栄養がたっぷり。塩気のあるベーコンとの相性もバツグンで、文句なしの「朝ごはんの定番メニュー」だけど、これも組み合わせとしてはNG!

ベーコンの添加物に含まれているリン酸塩は、ほうれん草の鉄分とカルシウムの吸収を妨げてしまう。さらに、ベーコンの発色剤・亜硝酸ナトリウムと、ほうれん草の硝酸は、体内で亜硝酸に変化して、「ニトロソアミン」という発がん性物質を作り出してしまう。

「とはいえ、日本では欧米に比べて大量に食べる習慣がないため、それほど気にする必要はありません。どうしても気になるようなら、ベーコンのかわりにニンジンとあえたりして、いろんな組み合わせを取り入れるといいんじゃないかと思います」(植田先生)

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