40代がなぜ「トライアスロン」で勝てるのか? 問題解決能力を高め、仕事を効率化できる
世界でもダイビングの島として有名な宮古島。4月下旬に開催された「全日本トライアスロン宮古島大会」で優勝したのは45歳のニュージーランド人男性だった。
スイム3キロメートル、バイク157キロメートル、ラン42.195キロメートル、総距離202.195キロを走破するレースは、若者でなければ完走できないと思ってしまう。しかしトライアスロンは、ほかのスポーツとは異なる。このスポーツは「体力とともに問題解決能力も問われる」という。
大会資格は19歳から65歳までの健康な男女とあるが、体力のある、20代や30代を抑えて40代がトップを勝ち取ったのには、理由がある。
ビジネスに通ずるトライアスロンで培った能力とは?!
多くのビジネスパーソンや経営者を見てきたが、やはりできるビジネスパーソンは、健康管理ができている。成人病とは無関係なように、シャープなスーツを着こなす。
「あれだけ多忙なのに、どこに運動する時間があるのだろう」と首を傾げてしまうが、ある外資系企業に勤務する男性は、「どんなことがあっても、仕事前に1時間はプールで泳ぐ」と言っていた。ということで、40代、50代のトライアスロン出場者に、ビジネスに役立つトライアスロンスキルを聞いてみた。
トライアスロン歴12年の真っ黒に日焼けした40代男性は、「僕は、海ではなかなか進まない。プールでは得意なのですが、やはり外的要因に弱いかもしれませんね。波は、不規則にくるので、その波にどう対処していくかが、問題ですね」とスイムを分析した。
問題解決は、仕事でもスポーツでも同じだ。ほかのスポーツでも問題解決は必要だが、瞬発力のいるスポーツでは、試合中に考え、改善することは簡単ではない。その点、トライアスロンは10時間前後の競技時間内に解決しなければ、先に進めないのだ。
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