40代がなぜ「トライアスロン」で勝てるのか? 問題解決能力を高め、仕事を効率化できる

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50代のエンジニアは、「残業が多い仕事ですが、トライアスロンを始めて、トレーニングのために仕事の効率化を考えています。今は、トライアスロンを始める前より月に60時間も残業が減りました」という。彼のように、トライアスロンが自身の働き方改革につながっているケースもある。

別の40代男性も「毎朝走り、仕事が終わりプールで泳ぎます。ゴルフをやめるというよりは、ゴルフに行くなら自転車を乗りに行こうか、というようになってきた」と話すようにトライアスロンが生活の一部にもなっているようだ。

トレーニングと仕事の両立を行うため、仕事一色になることはない。運動不足がたたって生活習慣病になることもなく、規則正しい生活を送ることができる。さらに練習のために仕事の効率化を図るのだ。

65歳で完走!

60歳といえば還暦。一昔前では、初老と言われていた年齢だ。

しかし、近年、長寿化が進み、60歳といっても肉体的にも精神的にも若い人が多い。

この大会では、出場選手は65歳までという年齢制限がある。鉄人レースといわれるこの大会に還暦を超えた年配者が参加するのはびっくりだが、今回、約80人の60歳以上の鉄人が完走した。その中で、最年長の65歳男性に話を聞いた。

「1983年の第一回目に出場して、そこから、35年間ずっとトライアスロンをやっています。宮古島のこのトライアスロン大会は、抽選なので、なかなか当たらなくて、これまで4回しか出場できてないんです。しかも今年が最後。今も働きながらトレーニングをやっているので、ぜひ、定年制を廃止、もしくは延長してほしい」と陽に焼けた笑顔を見せた。

物事を効率的に考えるという以外にも健康になる、同じ目標に取り組む友達が増えるなどのメリットがある。

60歳になっても元気に笑って挑戦できるスポーツがトライアスロンといえるだろう。

桝本 誠二 クリエイターズアイ代表取締役

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ますもと せいじ / Seiji Masumoto

1973年生まれ。広島県出身。米国留学を経て雑誌編集者へ。その後、書籍出版社に転職し、書籍の編集に従事する。ノンフィクション、時事関連の書籍編集部編集長を経て、ビジネス書系出版社へ転職。現在は、ビジネス書、ノンフィクション書籍の執筆・編集のほかに出版プロデュース、出版コンサルタント・セミナー、企業コンサルタントを行っている。著書に『ホーキング 未来を拓く101の言葉』(KADOKAWA)、『課長・部長のためのビジネス戦略の基本』『図解&事例で学ぶ問題解決の教科書』(共にマイナビ出版)、『広島カープの「勝ちグセ」戦略』(ぶんか社)がある。

 

 

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