40代がなぜ「トライアスロン」で勝てるのか?

問題解決能力を高め、仕事を効率化できる

バイクの距離は150キロメートルを超える。その中でも不測のトラブルは発生する(筆者撮影)

「200キロ以上も泳いだりバイクに乗ったり、走ったりして入れば、必ずと言っていいほどトラブルが起きます。

そこであきらめるのではなく、そのトラブルをどう処理するのかが求められる競技なので、ただ体力があればいいというものじゃありませんね」と付け加えた。

また「完走できないかもしれないという不安」があると、そんな気持ちでは、本当に完走できなくなってしまう。そこで自分自身の気持ちをコントロールするという。

「今、自分は、何をしなければならないのか」「どんな精神状態をつくらないといけないのか」このマインドコントロールは仕事上でも十分活用できるといえるだろう。

無茶な仕事を振られたとき、また解決困難な問題が発生したとき、慌てふためいていては、悪化の一途をたどるだけだ。そんなときに、トライアスロンで培った経験が生きる。「フィジカルとメンタルの強さが勝敗を分ける。フィジカルとメンタルが50:50。この強さは仕事に役に立つ」(前出の40代男性)という。トライアスロンには頭脳、体力、経験値など総合力が必要だ。

トレーニングで生活が変わる

トライアスロンに取り組む人は、医者や個人経営者など、時間とおカネが自由になる人が多いという。大会へ遠征するには、費用がかかるし、完走するにも日々トレーニングを積んでいなければならないからだ。では、そうでない職業の人は、どのようにトレーニングをし、それがどのように生活に生かされているのだろうか。

ある50代男性は、「トライアスロンをするまでは、夜中までお酒を飲み、仕事に行くという習慣だったが、始めてからは、早寝早起きになった。非常に健康的になった」と話す。

「宮古島のトライアスロンは、4年連続で応募しないと当たらないというジンクスがある。私は、そのジンクスどおり、4年目に当たった。ですが、初めての大会はトレーニング不足で、完走できなかった。マラソンの途中のチェックポイントで時間切れ。足切りでアウトでした。

そのまま回収車に乗せられるのですが、それがまさにドナドナ状態。二度と御免だと思い、必ず毎週末はトレーニングするようになりました。次の大会には完走できたのですが、トレーニングは毎日続けています」とのことだ。

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