転職を甘く考えている人に教えたい優先順位 20代女性が漫画をきっかけに考えてみた
昨今「転職」という言葉は、とても良く耳にするワードになりました。2018年4月26日に発表された「新入社員のキャリアに対する意識調査結果」では、今の会社での勤続意向に対する回答は以下のように出ています。
「そのうち転職したい」(16.7%)
「(今の会社で働きたいか)わからない」(16.0%)
トーマツ イノベーション株式会社調べ
「今の会社で働き続けたい」と答える新入社員は3年連続で減少、一方で「そのうち転職したい」という意見は前年度より1.5%増加したそうです。
また、「定時に帰りたい」と答えた新入社員は4年連続で増加。最近話題の働き方改革により、残業を減らそうとする動きが世の中でありますが、まさにその動きに連動した回答だと思いました。
私は新卒入社3年目の女性です。例に洩れず、私の身近でも転職を考えている人や、実際に転職した友人、先輩も増えてきました。高校・大学時代の友人に久々に会うと「私たちももう三年目だよ~」なんて会話ばかりです。
今日はそんな現状にいる私が、漫画『社会人4年目、転職考えはじめました』を読んで思ったことを綴りたいと思います。
人生に悩む20代、特に女性に読んでほしい漫画
漫画『社会人4年目、転職考えはじめました』は、元求人広告営業マンのえりたさんのコミックエッセイです。Instagramでもとても話題の作品で、2017年に出版された『地元で広告代理店の営業女子はじめました』の続編でもあります。
前作では大学卒業後、地元の広告代理店に新卒入社したえりたさんが求人誌の営業として、社会の荒波に揉まれつつも仕事にやりがいを感じ成長していく物語でした。
“営業”と聞いて思い浮かぶ、「テレアポ」「飛び込み」「トラブルでの大損害」などにまつわることから、「新人のビジネスマナーあるある」まで、非常にリアルに描かれていました。
前作を読んで私が感じたのは、著者であるえりたさんの真面目さと仕事への情熱です。人と働くことが本当に大好きな、しっかり者だと思っていました。
しかし続編であるこの作品には、なんと”転職”の二文字。帯にはこうありました。
「えっなんで!?あんなにやりがいを感じていた仕事なのに?」と、何故かショックを感じつつも、私はおそるおそるこの漫画を手に取ってみたのです。