Androidの父が作ったシンプルスマホの全貌

公式サイトを通じて日本でも購入可能に

Essential Phoneには、スマートフォンとしては初めて用いられる素材が用いられている。フレームには腕時計などにも用いられてきたチタンが採用されており、アルミやステンレスに比べて傷がつきにくく、マットな質感が楽しめる点も新鮮だ。

背面はセラミックの艶やかなボディ。指紋センサーの反応も良い。カメラはカラーとモノクロの2つのセンサーが内蔵され、フラッシュとオートフォーカス用の赤外線センサーも備わる(筆者撮影)

チタンのマットな表面とコントラストを演じるのが背面のセラミックの艶やさ。Essential Phoneにはすでに販売が終了したカラーもあるが、ブラックやグレーといったシックな色や、艶やかさがより際立つホワイトなど、どの色を見てもセラミックの質感はほかのガラスやプラスティックとは違う楽しみがある。

プロセッサーにはQualcomm Snapdragon 835が採用され、処理性能も十分だ。また日本のLTE通信にも対応し、IP54等級の防塵防沫性能にも対応するので、安心して使うことができる。

ピュアなAndroid体験を届けるデバイス

Essential Phoneを紹介されるときについてくるタグラインに「Androidの父が作ったスマホ」がある。その理由は、Android社を立ち上げた人物、アンディ・ルービン氏が、Essential ProductsのCEOを務めているからだ。

Androidは現在はグーグルのスマートフォンOSとして知られ、すでに20億人のアクティブユーザーを数えるほど成長しているが、もともとは2003年に設立されたスタートアップであり、ルービン氏はその創業メンバーの1人だ。2005年にグーグルがAndroid社を買収し、2007年11月5日にバージョン1がリリースされた。

その後ルービン氏は2013年末にAndroidの開発から離れ、新設されたロボット部門のトップに就任したが、2014年秋にグーグルを退社している。その後ハードウエアスタートアップを立ち上げ、2015年にEssentialを創業、2年でスマートフォンの発売にこぎ着けた。

そんなルービン氏のゴールは「ピュアなAndroid体験を人々に届ける」ということだ。これはどういう意味なのだろうか。

開発者会議Google I/O(5月8~10日開催)で発表された時期OS「Android P」には、グーグルの人工知能アシスタントの連携や改善されたインターフェースデザイン、そして人々がテクノロジーとちょうどよい関係を保つための「Digital Wellbeing」といった新機能が用意され、「シンプルで高速に動作するスマートフォン」がアピールされた。

しかしこれまで、グーグルが用意したAndroidをシンプルに楽しむには、グーグルがリリースするスマートフォン、すなわちNexusシリーズやPixelシリーズを利用しなければならなかった。

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