いずれの素材であったとしても、季節柄、涼しげに見える色遣いがクールビズの最適解であることは変わりません。ダークスーツのスラックスから明るいグレーのスラックスに替えるだけで印象はガラッと変わります。このとき、シャツを主役にする着こなしが求められるのです。
ロンドンストライプやギンガムチェックといった、コントラストが強い柄物シャツを合わせることで、ノージャケット姿であっても地味に見えません。とはいえ、これらの柄物シャツはIT業界ではたらくビジネスマンのイメージが強く、職場として許容されないケースもあることでしょう。
その場合、スラックスを主役にしたビジネスファッションも効果的! いつもの白シャツを着るだけでノージャケット姿も洗練した印象に格上げしてくれます。つまり、ノージャケットのビジネスファッション最適解とは、シャツもしくはパンツ、いずれかのチョイスを華やかにすることだったのです。
パンツが主役のビジネスファッション
たとえば、グレースラックスであっても、青みが強いタイプを見掛けることがありませんか? 青みが強いグレースラックスは、みずみずしい印象に見えるからこそいつもの白シャツで合わせられます。まさにパンツが主役のビジネスファッションです。
今年もクールビズが始まったとは言っても、しばらくノージャケットで過ごすほど暑い日が続くわけではありません。だからこそ、ジャケパン、ノージャケットどちらで合わせても洗練して見えるスラックスとして、青みが強いグレースラックスを私はお薦めしています。
ジャケパンの王道はネイビージャケット、グレースラックスの配色です。青みがあるグレースラックスにネイビージャケットを合わせたとき、上下配色がブルーの同系なので馴染みやすいのです。また、ノージャケットの白シャツ姿であっても、スラックスのみずみずしさから涼し気に見えるので重宝します。
他にも、主役級のスラックスとして、鮮やかなブルーが混ざったライトネイビーと呼ばれる紺色、千鳥格子と呼ばれるチェック柄のグレースラックスも白シャツのアクセントになりえます。
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