売り手市場でも大企業への就職は狭き門だ。
リクルートワークス研究所が発表した2019年卒大卒求人倍率調査によると、全体の求人倍率は1.88倍と昨年の1.78倍を上回り、企業の求人に対して学生の就職希望者が少ない「売り手市場」の状況がさらに進んでいる。
しかし、従業員5000人以上の大企業に目を向けて見ると、その求人倍率は0.37倍で、求人に対して就職希望者が殺到する状況は続いている。昨年は0.39倍だったので、むしろその状況は悪化しているといえるだろう。範囲を従業員1000人以上に広げてみても0.70倍という数字。売り手市場になると、「大手企業へのチャンスが広がる」と考える就活生が採用増以上に増え、その結果、さらに競争率が高まる現象が起きている。
大手企業の競争率はなお高水準
では就活生はどんな企業に人気が集まっているのか。4月20日配信の「学生2万人が選ぶ『就職人気ランキング 』 300社」で、売り手市場の中、就活生に人気になっている上位300社を紹介した。同時に男女別、文理別といった、属性別のランキングも作成しているが、その中から男子就活生に絞った、「就職人気ランキング・男子学生版」の上位100社を紹介していきたい。
このランキングは、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしたもので、調査対象者は、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録している学生だ。調査期間は2017年10月1日から2018年3月31日までとなっている。なお、ランキング表に2019年卒・前半の総合順位と、2018年卒・前半の男子順位を掲載している。
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