ゴールデンウィークも目前に迫り、街中はややのんびりした雰囲気も出ている。そのような中でも、都心では依然、ピリピリとした表情で歩く就職活動中の学生を多く見かける。「売り手市場」といわれる今年は、すでに内定が出たという人も少なくないと聞くが、大手など多くの学生が”本命”とする企業はこれからが本番だ。
最近の就活生はここ数年の「働き方改革」の流れもあり、残業時間が少なく有給休暇を取りやすい職場を重視する傾向にある。残業が少ない会社は、平日でもプライベートの時間が取りやすい。さらに有給休暇も多ければ、仕事以外の趣味や勉強、ボランティアなど、さまざまな活動も行いやすくなる。
今回はこうした理想的な職場を探すため、『CSR企業総覧2018年版[雇用・人材活用編]』の中から、残業時間が月20時間未満で、有給休暇取得日数(3年平均)の取得が多い会社を順に並べ、「残業が少なく有給休暇が多く取れる会社ランキング」を作成した。これから企業を選ぶ際の参考にしていただきたい。
ダイキン工業は有休取得20.3日、残業月17.1時間
ランキング1位はダイキン工業で、有休取得日数20.3日。2014年度20.1日、2015年度20.2日、2016年度20.5日と、取得日数が毎年20日を上回る。月平均残業時間も17.1時間と、1日1時間に満たない。同社は2003年から長時間労働をなくす取り組みを全社的に展開。異常な長時間労働のゼロ化、休日出勤の禁止、残業・深夜業の事前申請といった制度を取り入れ、成果を挙げてきた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら