「初対面」で好印象を残せない人の意外な特徴 コミュニケーションの基本を忘れていないか

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話を聞くだけでなく、受け取った名刺からも偶然の一致が見つかることはあります。たとえば相手のオフィスの場所が自宅と近ければ、それだけで会話のきっかけになります。

これら3つのテクニックはすぐに身に付くものではありませんが、日頃の心掛け次第で、その力を養うことは可能です。

まずは同僚に関心を持ってみよう

私の実家は商家だったため、親戚と年に数回は集まって外で食事をする機会がありました。その時に私たちのテーブルで給仕する店員さんは大忙しでした。私の両親からいろいろと質問されるからです。

「彼女はいるの?」とプライベートのことまで聞くのですが、彼女がいれば「その彼女さんは幸せね」、彼女がいないと「こんなにいい男なのに珍しい」など、どんな答えであっても”承認”していました。すると店員さんも気持ちよく給仕できるようで、店長さんからよく「うちの子がすごくやる気になっています」と感謝されていました。

このように、日頃接する店員さんなどに対して興味や関心を持つことで、傾聴、承認、質問のスキルは身に付くのです。

初対面では2、3分で関係性を築いていかなければならないので、会話以外から情報を得るために、観察することも重要です。たとえば色黒の人に対しては「ゴルフをやっているんですか?」などと聞くことで会話が広がります。

観察力を養うには、まず会社内の同僚に関心を向けてみてはどうでしょうか。たとえば髪を切ったり、新しいシャツを着ている同僚がいたら、そのことについて触れてあげます。そうした心掛けひとつで観察眼は養われますし、自然と相手を尊重し、関心と興味を持てるようになるはずです。

中島 輝 心理カウンセラー

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なかしま てる / Teru Nakashima

自己肯定感の第一人者/「トリエ」代表/「肯定心理学協会」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、独自のコーチングメソッドを開発。Jリーガー、上場企業の経営者など1万5000名以上のメンターを務める。現在は「自己肯定感の重要性をすべての人に伝え、自立した生き方を推奨する」のがミッション。「肯定心理学協会」や 新しい生き方を探求する「輝塾」の運営のほか、広く中島流メンタル・メソッドを知ってもらうための「自己肯定感カウンセラー講座」「自己肯定感ノート講座」「自己肯定感コーチング講座」などを主催。著書に『自己肯定感の教科書』『自己肯定感ノート』(SBクリエイティブ)など。

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