「初対面」で好印象を残せない人の意外な特徴

コミュニケーションの基本を忘れていないか

ここで重要なのは、技術うんぬんよりも相手を尊重し、関心と興味を持つこと。初対面のときは普通、相手に話がちゃんと伝わっているかドキドキするものです。話をしっかり聞いてくれる人に対しては安心感が高まり、きっと心を開いて話してくれるはずです。Bさんは口下手ですが、相手が話したことの要点をまとめて伝えることは上手でした。それが顧客に安心感を与えたのです。

これは、上司と部下、あるいは既存客との会話でも同じです。「今日はC社とD社を訪問しました」と報告したのに、上司から「わかった」しかリアクションがなかったらつらいですよね。「C社とD社ね」と繰り返してから、「わかった」とリアクションされたほうが、部下は聞いてもらったと感じるでしょう。

相手との距離を縮める「希少性」を探す

傾聴して承認するためには質問力も重要になりますが、そこでも大事なのは、相手の話を聞こうとする意識です。自分が話そうとすることばかりが頭の中を占めていると、Aさんのように、相手の話すことが耳に入ってこなくなるのです。

トイレのドアをノックする際、軽く“コンコン”とされたら“コンコン”と返しますが、“ドンドン!”とされると、“ドンドン!”と返したくなりますよね。質問も同じです。相手に興味を持って、「おもしろいお仕事をされているんですね」と話しかければ、「そうなんですよ」と返してくれ、話がどんどん広がっていきます。

そうはいっても、初対面が苦手な人は、相手に何を聞いていいかわからないかもしれません。そこで3つ目のテクニックである「希少性の原理」を意識してみましょう。

たとえばお互いの出身地が同じというだけで、途端に話が盛り上がったという経験はありませんか? 共通点というのは、会話の糸口になります。“偶然の一致”を探し、共通点があってうれしいことを相手に伝える。それが積み重なれば極端な話、相手は運命を感じてくれるかもしれません。そうした関係性を構築するためにも、相手に興味を持つことが不可欠なのです。

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