疲れない体を作る「葛西式」下半身ストレッチ 「3つの筋肉」をほぐし、柔軟性を高めよう

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私自身が、自宅でやっている「下半身ストレッチ」は、下記の内容です。基本的にストレッチをする時間はいつでも構いませんが、寝る前など、疲れがたまっているときに実践すると、効果は実感しやすいと思います。

葛西式「最強のストレッチ」

【ストレッチ①】「ハムストリング」をほぐすストレッチ

【1】座った状態で両足を伸ばす

【2】背中を丸めない状態で、両手で足のつま先をつかみ、60秒キープ(つま先がつかめないときは膝を曲げてもOK)

(イラスト:二階堂ちはる)
【ストレッチ②】「大腿四頭筋」をほぐすストレッチ

【1】右足を正座、左足をあぐらの状態にする

【2】上半身を徐々に後ろに倒しながら上体を左にねじる

【3】左腕を床につけたら、60秒キープ(左右交互に行う)

(イラスト:二階堂ちはる)
【ストレッチ③】「内転筋」をほぐすストレッチ

【1】両足を開けるところまで開脚したら、徐々に上体を前に倒す(足は伸ばしたまま、背中が丸まらないようにする)

【2】上体を倒せるところまで倒したら、60秒キープ(両足の開脚がきつい人は片足ずつでもOK)

(イラスト:二階堂ちはる)

ストレッチを無理なく続けるためには、たくさんの種類をするよりも、一つひとつのストレッチを丁寧に行ってみてください。慣れるまでは、力で無理に伸ばしたりしようとせず、「リラックスしながらできる最大限はどこか」というところを見ていくといいでしょう。

40歳を超えたら、「無理な筋トレ」よりも「下半身の柔軟性」を高めることに注力するほうが「疲れない体」づくりには重要、というのが私の実感です

そうすれば、40代になっても「疲れない体」をつくることは十分に可能です。ぜひ、「年齢にふさわしいやり方」で「疲れない体」を手に入れてください。応援しています。

葛西 紀明 スキージャンプ選手

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かさい のりあき / Noriaki Kasai

1972年6月6日、北海道下川町出身。株式会社土屋ホーム、スキー部選手兼任監督。2014年ソチ冬季オリンピック個人銀メダリスト。1992年のアルベールビル・オリンピックに19歳で初出場。以来、リレハンメル、長野、ソルトレークシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と史上最多、計8回の冬季オリンピックに出場。スキージャンプ選手としては異例ともいえる20年以上のキャリアと、40歳を超えてなお一線級の成績をマークすることから「レジェンド」と称され、国内外から尊敬を集める。冬季オリンピック8大会連続最多出場記録、ワールドカップ最年長優勝記録、冬季オリンピックスキージャンプ最年長メダリストなど5つのギネス世界記録をもつほか、2014年の新語・流行語大賞では「レジェンド」がトップテン入りし広くファンを得る。

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