41. 島根県雲南市の八雲山は和歌発祥の地とされる
42. 東京で「八」の字がつく地「八重洲」。その地名は江戸時代にこの地に住んでいたオランダ人ヤン・ヨーステンの和名「耶楊子」にちなむ
43. 高知県に「八千数」、千葉県に「八千代市」、福島県には「八万館」、徳島県に「八万町」などの地名がある
44. 「八ヶ岳」は特定の一峰を指して呼ぶ名前ではなく、山梨・長野両県に跨る山々の総称
45. 「八」がつく地名は「三」に次いで多い。「八幡」は全国にみられる地名で、八幡神社に由来している
46. 「八幡」とは応神天皇の神霊「八幡神」と、それを祀る神社(八幡宮、八幡神社)のこと。平安時代に朝廷が王城鎮護神、鎌倉時代には源氏が氏神とし、以降武士が守護神として信仰した
47. 八幡宮の総本社は大分県の宇佐神宮。石清水八幡宮、鶴岡八幡宮と合わせて日本三大八幡宮と呼ばれる
48. 八幡社は末社の数が全国の神社の約半数にあたる4万余りに達する
49. 四国八十八ヶ所は弘法大師(空海)ゆかりの88の霊場寺院の総称。88は人間の煩悩の数ともいわれる
煩悩が消え、願いがかなうとされる四国巡礼
50. 四国八十八ヶ所の霊場を巡る遍路。一番札所から番号順に巡る「順打ち」が一般的な巡礼方法。八十八番から巡礼する「逆打ち」は順打ち3回分のご利益があるといわれる
51. 名古屋市の市章は漢数字の八を○で囲んだマーク。かつて尾張徳川家の合印だったもの
52. この「八」は、尾張八郡に由来する、尾張藩士安部八兵衛が常用していた提灯の八の字に由来する、など諸説ある
53. 名古屋グランパスエイトの「エイト」は名古屋市の丸に八マークに由来。「グランパス」は鯱
54. 「八景」とは、ある一地方で特に優れている八つの景色を選定する風景評価で、その起源は中国の「瀟湘八景」
55. 瀟湘八景に影響を受けた日本最初の八景は、鎌倉時代に聖福寺の禅僧鉄庵道生が漢詩に詠んだ「博多八景」
56. 以後、「近江八景」「金沢八景」「南都八景」など、日本各地に400以上の八景が生み出された
57. 歌川広重は八景を好んで題材とし、「近江八景」「隅田川八景」「江戸近郊八景」「名所江戸八景」などの作品を残した
58. 1927年に選定された「日本新八景」は、室戸岬、十和田湖、雲仙岳、木曽川、上高地、華厳の滝、別府温泉、狩勝峠
59. 「村八分」は江戸時代の村落にあった制裁のこと。地域における10種類の協力事項のうち火事と葬儀を除く8種類の協力関係を絶たれることからその名で呼ばれる
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