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効率追求が「生産性」を落とす残念な3大理由 仕事は「長期と短期」2つのリターンがある

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  • 嶋田 毅 グロービス経営大学院教員、グロービス出版局長
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相手にとって重要度、緊急度ともに高い仕事であれば、その一部を手伝うだけでも感謝されます。しかし、自分の苦手な仕事では結果は出にくいので、自分が比較的成果を出しやすく、かつ相手の仕事を補完できるようなものが理想でしょう。

仕事を引き受ける際は、最低でも、①相手にとっての緊急度(現実にはこれが最も求められるケースが多い)、②重要度、③自分が貢献できる度合い、④相手の得手不得手との補完性の4つを意識するとよいでしょう。

また、「この人には貸しを作っておいて損はしない」という判断ができるよう、他者の実力や影響力を見きわめる目も磨いておきたいものです。

生産性アップ=スピードアップではない

生産性をあげるとは、単に短期的、微視的に仕事のスピードアップを図ることではありません。もう一段高い次元から、中長期的に会社にとって(最終的にはキャッシュをもたらす顧客にとって)大きな価値をもたらすことです。

ピーター・ドラッカーは「生産性は量よりも質が大事」と言いましたが、いたずらにスピードや量にのみこだわっても付加価値には結びつきません。時間を最大限活用し、質(最終的には顧客に対する付加価値)をあげることに、よりこだわる必要があります。

顧客のニーズを把握する、新規ビジネスを試験的に立ち上げる、儲からないビジネスをやめる、質を維持しつつスケール化も図るなどといった局面で、経営学(MBA)の知識は役立ちます。近視眼的、「勘違い生産性アップ」に翻弄されることなく、真の生産性アップを実現できるようにしたいものです。

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