幻の五輪競技「犬ぞりレース」を知ってますか 1932年「一度だけ」行われた競技の史実は?
オリンピックの犬ぞりレースは、どんなものだったのかを見てみましょう。
Q5. レースに参加したのは?
アメリカとカナダの2カ国から、優れた技量を持った13チーム(アメリカ8、カナダ5)がエントリーしました。ただし、実際に競技に出場したのは12チーム(アメリカ7、カナダ5)です。
1周40km、2日間の長丁場
Q6. レースはどんなルールで行われたのですか?
単なる「見せ物」ではない、かなり「本格的」な内容でした。
競技には、市街から郊外を巡回する25.1マイル(約40.5km)のルートが設定され、このコースを各チームが2日連続で走行して、合計タイムで順位が決定されました。
スタートは一斉ではなく、午後2時15分を皮切りに、指定された順に3分間隔で出発しました(翌日は逆順から)。
Q7. そりは何頭の犬が引いたのですか?
当時の一般的な編成とされた、先導役1頭と牽引役6頭からなる「計7頭」です。
途中で走れなくなった犬は、「マッシャー(操縦者、ドライバー)」のそりに乗せ、必ずすべての犬とともにゴールしなければ失格となります。
Q8. レースに用いられたのは、どんな犬ですか?
おなじみのハスキー犬、または盲導犬でも知られるラブラドールや、これらをかけ合わせた犬種などさまざまでした。
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