40代で「太らない体」にみるみる変わる7習慣 「レジェンド葛西紀明」も実践!その秘訣は?

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「食べ方」と合わせて、「ランニング」など体を動かすことも「太らない体」を維持するうえで効果的だと思います。

少しでも「汗をかく」と心も体も軽くなる

【6】「1日10分」体を動かす

年をとることで太りやすくなる大きな原因のひとつは「基礎代謝」が下がることですが、運動を続けることで代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすい体に変わります。

もちろん無理をすると続かないので、「ランニングが厳しいな」と思ったときはウォーキングに切り替えていますし、「走りたくない」と思ったときは無理に走っていません。私も1年に3分の1は走らない日があります。

「毎日続けなくていい」「1日10分だけでいい」と思うと、体を動かすハードルもぐんと下がるのではないでしょうか。

【7】「体幹トレーニング」で体幹を鍛える

もうひとつ、これは「疲れない体」を維持するためでもありますが、姿勢を良くすることも心がけています。

姿勢が悪くなると代謝を下げる原因になり、それが「疲れやすい体」にも「太りやすい体」にもつながるからです。

私がいつもやっているのは、以前「40代でも『姿勢』は良くなる、寝る前3分改善法」で紹介した「体幹トレーニング」です。

寝る前の3分間でできる簡単な方法なので、みなさんもぜひ試してみてください。

40歳を過ぎると、食べ方も運動の仕方も「20代や30代と同じ方法」ではうまく結果が出ないことがあると思います。でも、だからといって、あきらめることはありません。

「40代だからできる方法」を上手に取り入れれば、40歳を過ぎても、20代、30代の以上の成果を出すことは十分可能です。

ぜひ「年齢に頼らない方法」を取り入れることで、「人生のピーク」を更新していってください。それは誰でも十分可能だと、私は確信しています。

葛西 紀明 スキージャンプ選手

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かさい のりあき / Noriaki Kasai

1972年6月6日、北海道下川町出身。株式会社土屋ホーム、スキー部選手兼任監督。2014年ソチ冬季オリンピック個人銀メダリスト。1992年のアルベールビル・オリンピックに19歳で初出場。以来、リレハンメル、長野、ソルトレークシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と史上最多、計8回の冬季オリンピックに出場。スキージャンプ選手としては異例ともいえる20年以上のキャリアと、40歳を超えてなお一線級の成績をマークすることから「レジェンド」と称され、国内外から尊敬を集める。冬季オリンピック8大会連続最多出場記録、ワールドカップ最年長優勝記録、冬季オリンピックスキージャンプ最年長メダリストなど5つのギネス世界記録をもつほか、2014年の新語・流行語大賞では「レジェンド」がトップテン入りし広くファンを得る。

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