スマホ対応していない企業は採用で「不利」?

半数弱の採用HPがスマホ対応できていない

今年流行語大賞に選出された「インスタ映え」する写真をアップしたり、LINEで複数のグループを作り友達関係を維持したりするなど、コミュニケーションツールとして無くてはならないものになっています。

ここからは、学生が就活でどのようにスマホを活用しているか、見ていきます。就職情報サイト「マイナビ」にエントリーする際、2年前の2015年時点では「パソコン経由」が6割を占めていました。しかし、今年は「スマホ経由」が6割となり、比率が逆転しています(3月末時点)。またマイナビの調査では、「就職情報サイトのアプリ」の使用率は64.5%(前年比15.5ポイント増)と、前年より大きく増加しています。

スマホを就活でどのように使っているのを聞くと、「企業セミナーの予約・確認」87.2%、「地図の閲覧」77.9%が上位に挙がりました。人気企業の個別説明会の予約はすぐに埋まってしまうため、スマホを使えば、どこでも即座に予約をすることができ、会場に向かう際には地図機能も活用できます。

スマホでエントリーシートも入力

さらに、「企業からのメッセージの確認」74.7%、「面接の予約、確認」67.3%が続き、どこにいても企業から連絡があればすぐ対応する、という姿勢も感じられます。さらに、この選択肢にはありませんが、エントリーシートの作成でもスマホを活用している学生が増えています。使い慣れたフリック入力や音声入力などを活用、メモアプリに草案文章を作成し、文章アプリなどを使って推敲・提出しているそうです。また 「企業研究や業界研究」も、5年前から大きく伸びています(5年前比で21.0ポイント増の53.4%)。

このように、学生はスマホの小さな画面で業界・企業研究からエントリー、セミナー予約、さらにはエントリーシートの作成まで、フル活用していることが分かります。前述の総務省の調査でも、世帯あたりのPC保有割合が頭打ちとなっており、PCを使わず就職活動を進める学生が増えていると思われます。さすがに企業に提出する証明写真を、加工アプリで自ら修整する学生の話は聞いたことはありませんが、近い将来、学生が自撮りの写真を加工して提出するのが当たり前の時代になるかもしれません。

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