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サトシ・ナカモトって何者?
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木本:実はいま、仮想通貨のことを猛勉強しているんです。そこで、『アフター・ビットコイン』が話題の中島先生に、ガッツリとお話を伺おうと思っております。
中島:私はもともと日本銀行におりまして、10年ほど前に日銀を離れ、国際機関を経て、現在は大学で教えています。資金決済や証券決済を研究していたのですが、ビットコインやブロックチェーンが、私の研究エリアに入ってきたので、フォローせざるをえなくなったというのが実態です。今回は、4つのテーマに分けて説明します。
木本:日銀でバリバリやっていて、つまりは銀行の中心にいらした方が、ビットコインを無視できない時代になっているということですね。
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中島:そもそも「ビットコインとは何なのか」から話を始めましょう。2008年にサトシ・ナカモトという人が論文を書きまして、それを基にできたのがビットコインです。
木本:日本風の名前ですが、日本人なんでしょうか?
中島:たぶん日本人ではないですね。英語で論文を書いていますが、どこの国の人かもわからない謎の人物です。本人が相当に巨額のビットコインを持っていて、一度も売ったことがないということはわかっています。
木本:ビットコインの大本がその論文から生まれたわけですね。
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