「料理しない夫」は"未来永劫"変わらないのか 得意なほうがやればいいけれど…

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

こんなわけで、わが家はかなりの長い時間をかけて、料理担当のメインは妻(私)で、たま~に夫という分担になりました。その後、夫の料理はメキメキ上達し、いまや私が食べたことのない料理も作るし、自分で料理本をせっせと買い込むように。人は変わるもんだな~と私がいちばんビックリしています。たぶん夫が料理向きだったんだろうなあ。ラッキーな例かもしれません。

細かいことは目をつぶる

とはいえ、初期の頃の夫は、大人向きの料理しか作れなかったり、料理後のキッチンがむちゃくちゃだったり、調理時間がやたら長かったり。うっかり「全部私がやるからやらなくていいよ!」と言いそうになったことも1度や2度ではなく……。

でも、そこはちょっとだけガマンです。家事や育児の分担をスムーズに進めるための鉄則は、「相手のやりかたについて、多少の細かいことは目をつぶる」こと。もし本当に分担をしたいのなら、人に自分の思いどおりにやってもらいたいなどという願望は、いったん捨てるしかない気もします。

それでももし「どうしてもガマンできない!!」という場合は、あなたの家庭にとって料理は分担に向かないジャンルなのかもしれません。家事や育児で誰が何を担当するかを見極めるのは、夫婦それぞれのこだわりポイントしだい。ちなみにわが家の場合、「やっぱり私が全部やる!」となんでならなかったかというと、私が、自分のごはんを食べるのも好きだけど「人が作ったごはんも食べたい」「食べたことないものを食べてみたい」欲望が大きい人だった、というのもあります。

ちなみに、うちは夫婦とも疲れているときは、手抜きしたり外食したりテイクアウトしたりもわりとやっています。「絶対手作り!」と毎食すべてキッチリ作ったら、本当にヘトヘトになってしまうので。料理は手間暇をかけようと思えば果てしないだけに、「厳格にやりすぎない」ことが、ほかの家事に比べても大事かもしれないですね~。

というわけで、今回のまとめ。

料理の分担でモメてつかれる。

料理が得意なほうが、料理担当をするのが基本。
夫婦で分担したい場合は、相手の“料理心”を育てる(でも長い目で)。
厳格にやりすぎない(けんかするより、手抜きのほうがマシ!)。

さて、みなさんの家庭では、料理は誰が担当してますか? どんなふうに分担してますか? その分担にいたった理由と分担のコツなどあれば、ぜひコメント欄で教えてください!

ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事