吉田鋼太郎、強い印象を残す演技力の源泉

ナイスミドルは年下から学んでいる

ナイスミドルの称号はほしいままに吉田鋼太郎の快走は続く
「半沢直樹」「花子とアン」「ドクターX」「刑事7人」等々、出演のたびに強い印象を残す。演出家・蜷川幸雄の遺志を継ぎ彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督に就任。ナイスミドルの称号はほしいままに吉田鋼太郎の快走は続く。

“鋼”は堅牢なだけでなく、柔軟性をも併せ持つ

当記事は『GALAC』1月号(12月6日発売)からの転載です(上の雑誌表紙画像をクリックするとブックウォーカーのページにジャンプします)

ナイスミドルは、年下に学ぶ。

鍛えられた“鋼”は堅牢なだけでなく、しなやかな柔軟性をも併せ持つ。もちろん切れ味は鋭い。まさに俳優・吉田鋼太郎そのものだ。

高2の夏、シェイクスピア劇と出会い、「こんなに面白い世界があるのか」と衝撃を受けた。上智大学ではシェイクスピア研究会に入り、演劇の道へ。以来、40年近くシェイクスピアと向き合い、“シェイクスピア俳優”の異名を持つまでになった。

演出家・蜷川幸雄に才能を認められ、2000年さいたま芸術劇場『彩の国シェイクスピア・シリーズ』の『グリークス』に初参加、2004年『タイタス・アンドロニカス』では主役に抜擢され、蜷川が最も信頼をおく俳優として知られるようになった。2016年、その蜷川の遺志を受け継ぎ、さいたま芸術劇場主宰『彩の国シェイクスピア・シリーズ』2代目芸術監督に就任した。

「蜷川さんがおやりになったことは蜷川さん一代で終わり。蜷川さんは天才なのでそれを継ぐなどおこがましいことですが、そこに関わらせていただいた人間として、蜷川さんのことはほかの俳優よりは多少わかっているので。蜷川さんも自分も『シェイクスピアってこんなに面白いんだよ』と思ってやってきたので、同志としてやらせていただこうかと」

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