「家、ついて行ってイイですか?」成功の秘密 今やテレ東バラエティを代表する人気番組に
人々のリアルな「ウチ面」を撮るために
終電を逃した人に、タクシー代をお支払いするので、「家、ついて行ってイイですか?」と聞いてみて、OKならその場でついていく。
人が普段社会で見せる「ソト面」と、家で見せる「ウチ面」の違いを見たり、想像したりするのが趣味で、気になるとつい、ついて行きたくなっちゃうのですが、この番組では人々のリアルな「ウチ面」を撮るために、試行錯誤しながらいくつか演出手法が定まっていきました。
“新たなドキュメンタリーの形”という、今回の特集に関連する点について述べれば、この番組が標榜するのは、
①「即興」のドキュメンタリー
②「バラエティ」・ドキュメンタリー
③「超リアル」ドキュメンタリー
④「半径10m以内」のドキュメンタリー
⑤「偶然」のドキュメンタリー
この5点です。
①「即興」のドキュメンタリー
これは明らかに、地方局も含む他局の良質なドキュメンタリーに対するコンプレックスから来るものです。
フジテレビの「泣きながら生きて」は大好きですし、東海テレビの「人生フルーツ」も、NHKの「ヤノマミ〜奥アマゾン 原初の森に生きる〜」や、海外の「アクト・オブ・キリング」といったドキュメンタリーも、人生で一度はこんなドキュメンタリーを撮ってみたいと嫉妬します。
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