圧倒的に成功する企業に共通する5つの特徴

ダメなチームほど情熱足らず、殻を破れない

(3)ビジネスの焦点を絞ると同時に広げる

強いチームは、目標達成につながる限られた領域を猛烈に追求していく。優先事項に最大限の時間を注ぎ、余計な気を散らせることは徹底的に排除する(不必要な手続きや管理も含む)。その一方で、現状の製品やサービスの先を行く成長をつかむべく、新たな機会を発掘するための時間、リソース、自由裁量権を広く確保している。

一般的なチームには優先事項が多々あって、重要でないことに気が散りやすい。

ハードでもあり、ソフトでもある

(4)ハードかつソフトな企業文化の追求

目覚ましい成果を出すチームは、一般的なチームよりハードでもあり、ソフトでもある。はっきり定められた目標に向かって目に見える結果を何が何でも出していくという点では、こうしたチームの文化はきわめて厳しい。自分たちの弱点にはオープンに対峙するし、パフォーマンスを発揮していない者を見逃さない。一方で、協力、信頼、忠誠心が自然と育つような環境作りへの協力も惜しまない。

一般的なチームでは、もっと「グレー」であることが多く、結果的にチームの力をハード面でもソフト面でも支えられていない。

(5)気まずさを恐れない

成功しているチームは衝突を恐れない。むしろメンバー間の衝突を推奨することもある。たとえ気まずい事態になるとしても、話し合うべき問題に対してぶつかり合うことで、より良い結果につながると信じている。イノベーションのために大きなチャレンジやリスクに挑む力も重視する。

『EXTREME TEAMS(エクストリーム・チームズ) アップル、グーグルに続く次世代最先端企業の成功の秘訣』(すばる舎)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

一般的なチームでは、衝突は避けるべきもの、破綻の兆候を示すものと考える。

このように強いチームには共通点はあるものの、もちろん各社には明確な違いがある。

たとえばネットフリックスとザッポスは、似ているようで大きく異なる。ネットフリックスでは、社員は家族ではなくチームの一員だ。試合に挑むチームの一員として、何らかの貢献をすることができないなら、その選手は交代させる。一方ザッポスは対照的で、むしろ家族的な精神を生み出すことに心を砕いている。

優れた企業は、それぞれ独自の制度や文化を持っているものだが、いずれも共通するのは、圧倒的な成果を生み出すところに注力している点である。

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