かつて、関西圏では阪急百貨店や大丸といった強豪がひしめく中で、近鉄本店は地元客から「親しみのある店舗」と支持されていた。
だが、2014年にあべのハルカスとして新装開業したことが裏目に出る。誘致した新しいブランドが地元客になじまずに、もくろみどおりに集客することができなかった。特に、新店舗のウリの1つだった「ピュアヤング層」と呼ばれる10~20代の女性をターゲットにした新専門店ゾーンが「大コケした」(前出のIR担当者)。
「これはヤバい。何とかせなアカン」。開業とほぼ同時期に就任した髙松啓二社長は、出足の苦戦を受け、オープンからわずか半年で改装着手に踏み切った。
「無印良品」が起爆剤に
目玉の若年女性向け専門店を大幅に入れ替え、そこに地元のドラッグストア「コクミン」や家電量販店の「エディオン」を誘致。食品売り場にも、焼きたてチーズタルトがウリの「ベイク チーズタルト」などを次々と導入した。
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