事実!頑固な腰痛は「朝の30秒正座」で治る 運動や湿布をせっせとするよりも…
腰痛の根本治療となると、病院に行って西洋医学の治療を受けよう、と考えることが多いでしょう。腰痛で訪れる病院の科といえば、整形外科です。ですがそこで主に診るのは、骨に異常があるかないか。レントゲンを撮ってとくに異常が見当たらなければ、「腰痛症」という診断が下り、結局は対症療法として湿布と痛み止めが処方されるだけなのです。
さらに病院では、痛みが改善しない場合、根本治療として手術を提案されます。これも受けて完治するのなら良いのですが、実際には痛みが残ったままだったり、「足のしびれが強くなった」などとかえって悪化したりする方もいます。また女性は筋肉が少なく骨も弱いため、残念ながら、手術を受けても腰痛が再発しやすいのが実情なのです。
では腰痛を根本から治すには、どうしたらいいのでしょう?
よく「腰痛は運動不足が原因」という話を耳にします。たしかに腹筋や背筋を鍛えることは、腰痛を和らげるためには大切です。でも多くの人は、なかなか左右均等に鍛えられないため、運動をしてもかえって腰痛を悪化させてしまうことが多いのです。
人の体にはクセというものがあって、誰しも左右どちらかに傾きながら動かしているものです。左右均等に動かしているように思える腹筋や背筋運動でも、実際は多少の偏りがあります。そのため、やりすぎると偏ったまま筋肉がついてしまい、かえって背骨や骨盤に負担がかかるようになってしまうのです。
腹筋や背筋ですらそうですから、ゴルフやテニスといった、左右に偏りのあるスポーツは尚さら。腰痛を治すために始めた運動で、反対に腰痛を悪化させてしまっては、本末転倒ですよね。
そもそも腰痛はなぜ起こる?
腰痛というと、腰のどこかに悪い部分があり、それによって痛みが引き起こされている、と思いがち。でも実際は、腰以外の違うところに痛みの原因がある場合が多いのです。その三大要因が、次の3つになります。
1 背骨のゆがみ
理想的な背骨はS字カーブを描いています。が、姿勢の悪さなどからこのカーブが崩れると、体の重みを上手く分散できなくなり、背骨周辺の筋肉に負担がかかって腰痛を引き起こしてしまうのです。
2 足の使い方
足は手と違って、「効き足」と「軸足」があります。座って足を組んだとき、上に重ねたほうが「効き足」で、下になったほうが「軸足」。効き足と軸足の使い方に差があると、全身にゆがみが生じ、腰痛を発症します。
3 血流の悪さ
血流が悪くなると関節が硬くなり、体の可動域が狭くなってしまいます。すると姿勢も悪くなって、それが腰痛へつながっていきます。
意外かもしれませんが、腰痛の原因は腰からは離れた部分に潜んでいることが多いもの。この3つを一気に解決してくれる方法があるんです。