歯を失って困っている人に教えたい最新事情 インプラント治療の現実を知っていますか
抜けた歯を補うインプラント
虫歯がひどくなって残念ながら歯を抜かなければならなくなってしまった。何らかの事故で歯を損傷してしまい、同じく歯を失ってしまった――。そんなときに人工的な方法で、抜けた歯を補う治療法の1つがインプラント治療です。
最近では広く知られてきた治療方法であり、生活の質を改善するうえで有効的です。歯や口周りの情報を「ムシバラボ」というサイトで発信していますが、その中で紹介していることの1つでもあります。ただ、すべての人に適応できる治療ではない点には注意が必要です。
インプラント治療は顎(あご)の骨の中に、人工の歯根であるデンタルインプラントを入れる仕組みです。ただ、さまざまな理由で顎の骨が痩(や)せてしまい、インプラントを入れるための骨の高さや厚みがない場合には、そのままでデジタルインプラントが入れられません。
そこで、現在ではインプラント治療を行うために、痩せてしまった骨に対して骨の状態を移動させたり、形状を変える付加手術である骨造成処置を行ったりすることで、理想的なインプラント治療を行う環境を作り出せます。
骨造成処置にも部位や状態により、さまざまな種類があります。
まず、歯を抜いた後に骨が痩せてしまう理由として、主に以下の5つが挙げられます。
① 歯の根の周りが大きく膿んでいた
② 歯や歯の根が割れていた
③ 歯周病が進行していた
④ 転倒など外傷により、顎の骨が骨折したりした
⑤ もともと、顎の骨が薄いため
など、感染や外傷などさまざまな理由により顎の骨は痩せてしまいます。
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