職場を蝕む「歴史修正主義おじさん」のリスク 「それもこれも俺の手柄」と言い切る人々

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泣き寝入ってしまって、何も言わないままだとますますおじさんは調子にのってしまいます。いいんだ、俺なんて……わかってくれる人はいるさ……。などとふてくされている場合ではないのです。

そのわかってくれる人は、おじさんが修正してしまった歴史を信じてしまっているんですよ……。

この歴史修正主義おじさんは、なかなかの政治力の持ち主で、上の人間に好かれていることが多々あります。相手が権威の力を持ち出してくるならば、こっちが勝つ方法は、

チームプレー

しかありません。

社内にはおじさんの被害者が何人もいるはずです。この被害者たちと、被害者の会を結成し、おじさん包囲網をつくりましょう

ウソは真実に弱い

実際のところ、ウソって真実には弱いんですね。

そんな私も被害者の会を発足しましたが、会員の1人がおじさんがいかに仕事をしていないかの行動記録を取り始め、上に直訴しておりました。なんて恐ろしいんだ……。

形として残ってしまったら、もうおじさんも逃げ切れません。しかも、この直訴を複数人でやり始めたため、おじさんは上の人に呼び出され、居心地が悪くなったのでしょうか、会社を辞めていきました……。

何がおじさんを駆り立てるのか、われわれには知る由もありません。

しかし、自分を守るためにもおじさんとは戦い続けましょう

といったところで今日は失礼します☆

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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