”お嬢様医師”が皮膚科を選択するワケ 家族を取るか仕事を取るか? 

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女性医師の診療科選択

相談に回答する前に、まずは各診療科別の女性医師の割合を見ていきましょう。

出所:日本医師会HP 【女性医師の職務環境の整備に関する講習会用スライド「女性医師がいきいきと仕事を続けていくために】から抜粋

2010年の「医師・歯科医師・薬剤師調査」から日本医師会がまとめた上記のデータによると女性医師が多い診療科は、1皮膚科(42.1%)、2眼科(37.4%)、3小児科(33.0%)となっており、反対に女性医師が少ない科目は、1泌尿器科(4.5%)、2整形外科(5.0%)、3外科(6.0%)となっています。

どの科目においても女性医師はおり、その選択理由はさまざまですが、私は大まかに分けて、以下の3つのカテゴリーの中で科目選択をされる医師が多いと思っています。

①長時間の手術や呼び出しなどがなく、勤務がそれほどハードではない診療科

皮膚科、眼科、精神科など

②女性患者(患者の親を含む)が多く、自分も身近に感じられる診療科

産婦人科、小児科など

③専門性を追求するよりは、総合的でプライマリーな診療ができる科目

内科、総合診療科、在宅診療など

②、③については、自分のやりたいこと、向いていることと合っている場合が多いのですが、少し問題となるのは①の場合。自分が結婚や出産をしても勤務が継続しやすいということで選択される女性医師が多いのが実情です(上記の表でも皮膚科と眼科は女性医師の割合がかなり大きくなっています)。

つまり自分の興味・関心よりも今後のライフスタイルを重視する考え方ですね。特に皮膚科についていうと、スキンケアなどは女性が誰でも一定以上の興味があり、美容皮膚科などを含めて入っていきやすい雰囲気があります。このような選択をした場合、仕事と家庭のバランスは取りやすいかもしれませんが、山田先生のように「これで本当によいのか?」と迷うことがあります。

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