逆に、半年以上かけて念入りに準備をしたYouTube、最初の動画はうまくいきませんでした。動画編集をやったことがない私は、自分ではできないからと専門スタッフに動画編集を委託したところ、1本の動画を作るのに1カ月もかかるうえに、私らしさがない仕上がりに……。結局、公開せずに終わりました。
でも、わからないなりに自分で作業してみたら、早いし納得のいく動画ができたのです。
事前のめんどくさい手続きや会議での合意がいらず、スマホ1つで、自分の判断で発信できるSNSは、見切り発車がしやすい場所だと思います。
仕事を選ぶ勇気
私が発信者として何よりも大事だと思うのは「フォロワーの信頼を裏切らない」こと。
あらゆる情報があふれているネット、数多くのSNSアカウントがある今。私のアカウントを見てもらうためには、いかに「フォロワーが信頼できると思う情報」を提供できているかがカギになります。
私はこれまで本当にいいと思ったものだけを発信し続け、時間をかけてフォロワーとの信頼関係を築いてきました。
「信用経済」という言葉がよく使われていますが、この“信頼の積み上げ”があるからこそ、フォロワーは私が紹介した商品なら信用できる、と購入してくれるのです。
私がセレクトした商品を生配信しながら販売すると、ありがたいことに10分で完売ということがよくあります。「今までゆうこすが紹介したものに噓はなかったから、迷わずに買おう」と、いわば私の信用を買ってくださっているのだと思うのです。
だからこそ、私はその信頼を絶対に裏切りたくない。アカウントの信頼度を守るため、仕事は選びます。
インスタで商品PRのお仕事をいただくことがありますが、私は自分がいいと思えないものについてはお断りしています。仕事がなかった頃から現在まで、このスタンスは変わっていません。