――家族・親友のような狭く深い関係より、親戚・友人のような広く浅い関係のほうが人の幸せに寄与するというのは面白いですね。
あの研究結果は面白いですよね。普通に考えると、心の通じた親友との密な付き合いのほうが幸福度も高そうに思えますが、統計的には違う。薄い人間関係をバサバサ切っていくような人は幸せ度が下がる。たとえば、立ちを話する顔なじみの店員さんとかがそこここにいる弱いつながりでいい。
そんな関係が広く多くあったほうが幸福度が高い。安心感があるというか、これから先、長く薄くたくさんの人が支えになると感じるほうが幸せなように人間はできてるんですね。多様であれば新しい刺激があり、多様だから小さな差が気にならない。私は私、彼は彼と楽観的になれる。
自分のためより、他人のために使うほうが幸せ
――他人の利益のために行動できる利他的な人は利己的な人より幸せ、という結果も意外でした。
おカネも自分のためより、他人のために使うほうが幸せを感じるという結果が出ている。人間は利他的なとき、セロトニン、オキシトシンなどの“幸せホルモン”が分泌されるんです。
この記事は有料会員限定です
残り 1611文字
