悲観的な脳でも、楽観的な脳に変えられる なぜマイケル・J・フォックスは復帰できたか
私は、脳内で感情や気分を安定させるはたらきをしているセロトニンという物質に着目しました。このセロトニンのレベルを保つ「セロトニン運搬遺伝子」は、人によって三つのタイプがあり、それが、楽観、悲観の性格を決めているのではないかという仮説をもって、このタイプと、その人が楽観的か悲観的かわかる認知バイアスとの関係を調べたのです。
楽しい画像と怖い画像、最初に注視するのは?
どちらの画像に注意を払うかで、楽観的か悲観的かがわかる
認知バイアスというのは、画像をみせた時に、楽しげな楽観的な画像か、怖い悲観的な画像か、どちらに最初に注意を払うかによってわかります。
その結果は、セロトニンという物質がより多く出るLL型を持っている人はポジティブな画像に引き寄せられ、発現量の低いSS型、SL型の人はネガティブな画像に引き寄せられるというものでした。


















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