「東京ガールズコレクション」驚異の事業構造

「国連」も巻き込む圧倒的ビジネスモデルとは

その点で、W TOKYOの村上範義社長のキャプテンシー、企画力、運用対応力、人間性はすばらしく、TGCモデルの現在の隆盛も納得できるものがある。

ケースで見るTGCの新たなステージ

また、TGCがアクセラレーターとして加速させているのは、商品やサービス開発などの分野にとどまらない。地方創成、日本企業の海外進出支援、国際貢献など多岐にわたる。実際のケースを紹介しよう。

ケース1:TGC KITAKYUSYU(北九州)

「TGC KITAKYUSYU(北九州)」は、2017年10月21日(土)の開催で3回目を迎えるが、プラットフォームを最大限に活用し、TGC地方創生プロジェクトとして、最も成果を上げているモデルケースとなっている。

北九州市は大きな観光地がなく、近年は人口減少が続いているため、市政として「過去の暗いイメージを払拭し、魅力ある街づくり」が大きなテーマとなっていた。

観光スポット、伝統工芸、といったカルチャーから、北九州人の気質までを徹底的にリサーチを行う中で生まれたアイデアと、TGCで蓄積されたノウハウを組み合わせた「TGC北九州」ならではのコンテンツは、地元の大学生によるショー演出、異業種企業のコラボレーションによるスイーツ開発など、幅広い。

地元企業とのコラボレーションは、地域メディアに取り上げられやすいため、TGC開催時にはイベントの認知度は高まっている。当日、会場はもちろん、街全体がお祭りムードでにぎわい、その熱狂はステージやブース内で販売する商品の売り上げに直結した。

今年1月、北九州市産業経済局MICE推進課から発表された経済効果(2016年)は、約17億1000万円に上った。

ケース2:ジャカルタでTGC開催

今年1月、TGCが新たにインドネシア・ジャカルタでのイベント開催にチャレンジした。インドネシアは、2億5000万人と世界第4位の人口を誇り、平均年齢29.9歳の若年層が中心の人口構成で、消費市場として今後一層の拡大が期待されている。とりわけ若年層マーケットの成長著しいジャカルタを一つの戦略エリアとし、日本を代表するリアルクローズブランドの進出を支援した。

まず、日本の総務省が放送コンテンツ海外展開総合支援事業の一環として、フジテレビなどと共同制作した番組をインドネシアで放映し、日本のリアルクローズ、アクセサリー、化粧品、メークなどを紹介。またインドネシア人モデルが来日し、TGC出演を目指すドキュメンタリー番組を放送し、日本のガールズカルチャー発信の下地を構築した。

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読売新聞主筆として93歳の今も、社論をまとめる要の役割を果たしている渡邉恒雄氏。安倍首相と定期的に会食するなど、なお政治のキーマンでもある。歴代の首相を知る同氏は現在の政治とメディアをどう見ているのか。本誌編集長がインタビュー。