「東京ガールズコレクション」驚異の事業構造 「国連」も巻き込む圧倒的ビジネスモデルとは

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筆者は、こういったすべてのチャネルを連携させて顧客にアプローチし「加速化するチェーン効果」を創出するビジネスモデルを「アクセラレートモデル」と称している。まさにアクセラレート(加速化)するバリューチェーン(価値連鎖)であり、TGCのプラットフォーマーとしての主幹概念となっている。

世界の金融エリートが注目するアクセラレーター

アクセラレーションとは、いま世間の耳目を集めるオープンイノベーション(open innovation)の一形態である。

インキュベーターは、主に起業前のまだアイデアベースのステージや、ベンチャー企業のスタートアップを支援するための仕組みを提供する支援者であるのに対し、アクセラレーターは、ベンチャー企業に限らず、既存事業の急成長を加速化する支援者である。

日本では、ここ数年で、NTTドコモ、KDDI、JR東日本、トヨタ、野村證券、三菱UFJフィナンシャル・グループ、セイノーホールディングス、ヤマハ、東京ガス、東京メトロ、オムロン、学研などが続々と、アクセラレーターのポジションにチャレンジしている。

米国でも、2016年くらいから大企業によるアクセラレーターの動きが華々しく見受けられる。ディズニー、マイクロソフト、スプリント、ナイキ、カプランなど多業種、多業態の多国籍企業群がアクセラレーターとしてスタートアップしてきている。

たとえば、ディズニーがスタートしたアクセラレーターである「Disney Accelerator」は、ディズニー保有のキャラクター、コンテンツ類を、プラットフォームを形成する参加企業に対してフリーで活用できるようにしたことで、求心力を持ったようだ。その参加企業の発表会(デモデー)では、スタートアップの時期に望ましいパートナーシップが、種々のキャラクター、コンテンツと提携できたことで、立派に具現できた。

このような潮流を、シティーやウォールストリートなど、世界の金融街のエースたちが見逃すわけがない。クライアント企業に対して、集中的にプッシュ型で企業価値を上げるためのサポートをしていくという点で、彼らのネットワーク力を生かせる対象なのである。彼らが、クライアント企業を先導、ナビゲートして、アクセラレーターのポジションの普及やプロデュースを仕掛ける時代になってきている。

ただ、そういったプロデューサーがいるだけでは不十分で、往々にして、アクセラレーターは、その推進リーダーが不在であると、会社やプロジェクト全体でその意味、価値、重要性が理解されず、組織としてうまく機能しないことが多い。

やはり、社長、CEO、マネジメントが率先してアクセラレーターにコミットし、積極的にスタートアップの多様なイノベーションを取り込んだプラットフォームを作り出そうとする姿勢、意図を見せないと、組織として成功裡には導けまい。

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