合コンでまずバレルのは、「自己紹介不能の欠陥ぶり」である。
「合コン」だからこそ、礼儀と配慮を忘れない
せめて自己紹介くらいは無難にこなしてほしいところだ。しかし、残念な人に限って、「『たかちゃん』と呼んでください」「『けんぼう』って呼ばれています」「『ムギムギ』って姪っこには呼ばれています」などと、いきなり「親密なあだ名」で呼ぶことを要求したりする。
そういう人に限って、出身地紹介で相手方が「静岡県出身です」と言おうものなら、「おおー、お茶の!」などとどうでもいい「ご当地ツッコミ」を入れるのだ。
三流の闇に大転落しているケースでは、相手を見たとたん「今日は収穫なし」と戦意喪失し、ろくな自己紹介もないまま「女性同士、男性同士」だけで話し、「なんなのコレ!」状態でギクシャクしまくるのだから、私にはかける言葉もない。
次に合コンでバレるのが、その人の「まったく配慮できない」自己チューぶりである。
合コンという「社交の場」では、まわりの人にどれほど礼儀と配慮をふりまくことができるかという「人間的成熟度」が求められるのは、言うまでもない。
にもかかわらず、「自己チュー」の残念な人に限って、一番人気のお気に入りの相手にばかり話しかけ、いきなり「1対1」に持ち込もうとして、せっかくの「合同コンパ」というグループ感を台無しにしてしまうのだ。
こういう自己チューな人ほど、海鮮サラダが出てきても他人の分をよそわない。しかも唐揚げが出てきたら、恥じらいもなく1人で3人分も食べ、「料理が食べられない参加者」を大量発生させてしまうのだ。
結果、「この人は食べたいものばかり自分で食べて、他人に配慮がなさすぎる」と糾弾されても、仕方がないのである。