最も恐るべき、合コンの「宴もたけなわなころ」に現れるのが、トイレ休憩時間に「意味なき戦略」を練っている二流の人たちである。
合コンで「俺自慢」「自分語り」は完全アウト
二流の合コンでは、ある程度の時間が過ぎると、示し合わせたようにスマホをブルブル鳴らしたり、野球のキャッチャーのように「変なサイン」を送ったりしてトイレに集まり、「トイレ会議」が行われる。
そういう場面では、自分たちがまるで相手の眼中にないのに、「俺は左から2番目いくから、1番右はお前にやる」などと、なぜか「自分の所有物のような話し方」をする、残念な人たちが存在する。
そういう人に限って、「俺が『ジャイ子』の面倒みるから、今日はお前が『しずか』を持っていけ」などと、勝手に失礼なあだ名をつけて「連携プレー」を演じたりするのだから、これが末期症状でなくて何だというのか。
なぜか人気のない女性は「ジャイ子」と名付けられることが多く、ジャイアンが聞いたらさぞかし怒り狂うはずだ。
ともあれ、トイレ会議やお化粧直しタイムの「作戦会議」などで「作戦を立てているということ自体に満足感を感じる」のが残念な人の所作といえるだろう。
「合コンはトイレ会議くらいでは劣勢を挽回できない」と、トイレ会議を開きまくってきたこの「グローバルエリート」が、太鼓判を押して「お墨付き」を与える次第である。
なお、いつもと違って「二流がバレるポイント」が3つに収まりきらないのは、合コンではことのほか「二流要素」に満ちあふれているからだ。
私が合コンで目撃してきた中で、最も感度を強くして糾弾したいのが「合コンをプロの夜のお店」と大きな勘違いをしているオジサンたちである。