三流の闇に転落しているオジサンに限って、会ったとたんに「手相を見てあげる」などと言って女性の手を握るのはもちろんのこと、おカネを出しているお店だからこそ許されている「俺自慢」や「自分語り」を大連発する。
そういうオジサンの中には、二次会に向かうタクシーの中で、下手をすると膝に手を置くし、何を勘違いしたのか「今日、ウチに来る?」などと言い出す人もいるのだから、なぜこういうオジサンが逮捕されないのか、私には訳がわからないのである。
このような「二流すぎるオジサン合コン参加者」たちは、対女性のコミュニケーション方法が、「キャバクラのお姉さんとの接し方しかできない」恥ずべき人間であることが、すっかりバレてしまうのだ。
いつまで「お財布」探してるんですか?
最後に、合コンでバレるのが、「おカネを支払う気がない」ことである。
合コンのお会計タイムになると、なぜかトイレに脱出する人がいるのは、もはや古今東西、合コンの風物詩であろう。
せめてレジの前で、「いくらお支払いすればいいですか?」と、たとえ「いいよ、いいよ。ここは男性陣が出すから」という答えを期待していても、善意のジェスチャーだけは求めたいのが本音である。
そんなとき、笑顔で「ありがとうございます! ご馳走になります!」と感謝してくれたり、帰り道に「今日はごちそうになりました」とLINEのひとつでも入れてくれたりしたら、ご馳走した側としても気がすむものである。
しかし、その日の合コンでお互いにまったくタイプの人がおらず、「今回は、女性陣にも金銭負担を求めたい」と思ったときに限って、「出してくれるのが当然」とばかりにトイレに逃げて籠城する、残念な”ジャイ子”たち。
そういう人の中には、「あれ、どこだろ? どこ~」とレジの前でカバンから財布を探すふりを続ける人もいる。
しかし、実際、私が目撃したケースでは、男性陣が、しびれをきらして女性のカバンの中を捜索し、あっという間に見つけて「財布が見つからないのが演技だった」ことがバレてしまったこともあった。
たとえ合コンに不満があったとしても、せめて「おカネを払う意思」くらいは示すのが、人としての理ではないだろうか。