半沢直樹と「女性にドン引きされる男」の差 どうすれば壇蜜を口説き落とせるのか?

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彼ら特有の会話のスタイルも、女性に引かれる原因となります。その会話のスタイルとは、「会話の主導権を渡さない」というもの。

たとえば、女性が「仕事で香港に行ったんです〜」「も〜、大変だったんです」「でも、ホテルのバーがよくって、夜景も見えるし……」という“出張先での夜の楽しみ”について話を始めたとします。すると「英語、通じた?」「香港人の英語、わかりにくいよね?」といった具合に、自分が得意とする分野に相手を引き込もうとするのです。

「話を聞く」体裁はとっていますが、話の主導権は渡さないので、相手の女性は思う存分、話したいことを話せません。これではフラストレーションがたまるだけ。これが「主導権を渡さない」会話のスタイルその1です。

その2は、「話の結論を決めつける」というもの。たとえば、相手の女性が脈絡のない話をし始めたとします。すると唐突にさえぎって、「それって、●●のこと?」と結論を決めつける行為です。これも疲れますよね。「いえ、違うんです」といちいち言うのも面倒だし。当の女性は自分のペースでおしゃべりしたいだけなのです。その乙女心を全否定する行為。だから引かれるのです。

こうした会話を繰り返すと、どうなるでしょうか。おおよそ次のような流れになります。

とにかく「謙虚に聞く」

まず「主導権争い」が勃発して、会話がぎくしゃくしたものになります。気が強い女性の場合にはこの状態が最後まで続きますが、ほとんどの女性は聞き役を引き受けます。そして徐々に口数が減り、気分はどんどん盛り下がり、最後まで低空飛行を続けることになるのです。

こうした話をしてしまう男性の心理としては、先に述べた「すべてコントロールしたい」に加えて、虚栄心もあります。先の例でいうと、会話の流れや相手の気持ちを無視してまで、「英語が話せる能力」「先を読む能力」を見せつけたいという虚栄心です。

女性がこうした男性に対して「話のつまらない人……」という烙印を押すのは当然のことでしょう。そこに気がつかず「ホテルでも行こう」と誘うからドン引きされてしまうのです。

このタイプの人が女性と良好なコミュニケーションをとるためのポイントは2つあります。勘のいい方はお気づきでしょう。ドン引きされる原因の裏返しをすればいいのです。ひとつは話の主導権を渡しきること。女性が思う存分、話をしたら必ず、「●●さんは?」と話を促す質問をしてきます。そのタイミングまで待つこと=主導権を渡しきることがポイントです。

もうひとつは「謙虚に聞く」ことです。いくら有能とはいえ人は全知全能の神ではありません。森羅万象が360度としたら、ひとりの人が認識している範囲などせいぜい10度未満でしょう。先の例で言うと女性が香港のホテルのバーで起きた出来事を知らないはずです。ならば自分を大きく見せるより「なるほどね〜。それでどうなったの?」という「相手に教えてもらう」くらいの謙虚なスタンスでいたほうがよっぽどラクだし、相手に好かれます。

肩の力を抜いて、この2つのポイントを守っていれば、女性は目を輝かせて話をし始め、あなたとの距離はどんどん縮まることでしょう。成果が上がるかは保障の限りではありませんが(苦笑)。

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