子どもの大事な「敏感期」に親ができること

「モンテッソーリ教育」の本質はここにある

グーで握っていたものを、3本指で持つためには、練習が必要です(写真:Rina / PIXTA)

ファミリーレストランでの出来事です。1歳くらいの女の子が、床に落ちている小さな米粒をつまんで、母親の顔の前に差し出しました。母親は「汚いから捨てなさい!」と怒って、その子の手をティッシュでゴシゴシと拭いていました。

このようなときに、女の子にかけるべき声かけは、どのようなものだと思いますか? それは、

「小さいものを、よくつまめたね」

です。

子どもにどのように声をかけるべきか

大人になってしまうと気がつかないのですが、私たちは細かい作業を「親指、人差し指、中指」の3本指で行っています。鉛筆、おはし、針、包丁。ペットボトルのキャップをひねるのも、この3本を使います。最初は5本指を使ってグーで持っていたスプーンを、3本指で持つためには、練習が必要です。

この頃の子どもが小さいゴミを拾ったり、ティッシュを次から次へと出したり、引き出しから洋服を全部出してしまったりするのは、3本指の訓練をしているからです。

私たち大人は、そうとは知らず子どもの成長を妨げる働きかけをしています。

モンテッソーリ教育は、この部分に光を当て、私たち大人が子どもにどのように声をかけるべきかを教えてくれます。

モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリ(1870~1952)という、女性医学者・科学者によって、イタリアで始められました。日本では藤井聡太四段の活躍によって話題となりましたが、ビジネスパーソンの間では知っている人も多い教育法です。

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