日本語で開発要件を正確に伝えるのは難しい 「ちょっと難しい」にはどういう意味があるか

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ぼへちゃんの開発チームが国際色豊かになってきました。

アメリカ人のエンジニア、中国人のエンジニアが新たに加わったのです。2人とも日本語を勉強していたらしく、配属初日のあいさつも日本語でこなしました。

早速2人は、今進めているシステム開発の打ち合わせに出席しました。お客様と新機能を追加するための打ち合わせです。

そのお客様から出た機能の要件が、ちょっとたいへんそうな内容でした。予算とスケジュールから考えて、とても間に合わなさそうな機能です。だんな君とぼへちゃんの答えは「ちょっと難しいですねぇ」。IT業界に限らず、できそうにない仕事に対してよく使う表現ですよね。

ですがこの言葉、国によってとらえ方が違うんです。海外では、できないことはストレートに「できない」というのが一般的。「難しい」というのは多少難易度は高くても、やってやれなくはないと解釈されます。

ということで、海外からやってきた2人のエンジニア、この「ちょっと難しい」という言葉を、「やらない」という意味ではなく、難易度は高くても実現しましょう!ととらえたようで、なんと開発に着手してしまいました。

しかし、やはり実装困難な機能。そう簡単には出来上がりません。

「やっぱりこれ、『できない』ですよ」

「『ちょっと』難しいって言ってましたけど、これは『かなり』難しいですよ!」

日本語ならではの言葉のニュアンスは、時としてコミュニケーションミスにつながってしまいます。

ぼへぼへ 某エンジニア

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Bohebohe

とあるWeb企業で働くインフラエンジニア。販売、営業、OLなどを経て、エンジニアに転向。SIerからエンジニア人生を始めて、現在はWeb系で働く。ベテランかと思いきや、ぼへぼへとしてたら年数経ってただけの中の人。だんな君もエンジニア。

 

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