夏の怪談、「暴走するゾンビプロセス」の恐怖

ゲームで遊んでいるわけではありません

ぼへちゃんの開発したシステムにちょっとしたトラブルが発生しています。動いていないプログラムが大量にあって、それがメモリを圧迫しているようです。

複数の中央演算処理装置(CPU)やコアを有効に生かして大量の処理をさばくために、プログラム(専門用語で「プロセス」と言います)を複数起動して、同時処理をさせることがよくあります。

この複数起動ですが、自動的に行うように作ることもできます。たとえば、ユーザーのリクエストを受けたら自動的に自分のコピーを起動して、実処理はそのコピーにやらせる。処理が終了したらプログラムも終了させる、ということができます。

ところが、何かの拍子にこのプログラムがうまく動かなくなり、起動しっぱなしになってしまうことがあるんですね。つまり次々と自分のコピーを作って、それが終了せずに起動されたままになってしまう。こうなるとメモリを食いつぶしてしまい、コンピュータがうまく動かなくなってしまいます。

ぼへちゃんのシステムで発生した問題もこれが原因のようです。こういう起動しっぱなしになって正常に動いていないプロセスのことを「ゾンビプロセス」というのですが、ITエンジニア間ではよく「ゾンビ」と略して呼ばれます。

こうしたゾンビプロセスを強制終了する方法はあるのですが、「ゾンビを殺さないとダメだね」とか「ちゃんとゾンビだけ狙い撃ちするように気をつけてね(つまり、誤って正常に動いているプロセスを強制停止させないでね、ということです)」とか、はたで聞いているとゲームで遊んでいる会話にしか聞こえません。ITエンジニアがこんな会話してても、遊んでいるとは思わないでください。

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