2)非常に集中力がある
3)勉強を楽しむための工夫がある
これは中学生の段階での特徴ですが、小学校の段階でもこの傾向を持っている子が、中学生になってもこの状態が加速度的に続いていくのです。*ただしまれに“天才”がおり、そのような子は上記の内容には当てはまらない。
では、これらはどのようにして養成されてきたのかといえば、ベースは家庭内で作られていることが多いのです。その証拠に、保護者との面談を4000人以上行ってきましたが、上記のような子どもがいる家庭に、ある種の共通した背景があることがわかりました。しかもそれは親が意図的に行っているものではなく、どちらかといえば自然と無意識に行っていることが多いことに気づかされました。
家庭はどのような様子なのか
では、上記のような子どもの家庭はどのような様子なのか、代表的な例を挙げておきましょう。
以上を大きくまとめると、子どもが小学生のときに家庭で自然と培われている力というのは、次の3つとなります。
◆物事を肯定的にとらえられる力
この力を子どもが持つようになるには、親がそうした姿勢をもつ必要がありますが、もしこれを実践したならば、親自身の生活のあり方も大きく変わってくるというメリットもあります。子どもの肯定的見方は、やがて勉強に対しても同様に肯定的に楽しめる発想を持つ状態に至ります。
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